尿を飲み、ゴキブリとキスをし、キャンパス内を寝袋で転がる男

僕の友人に恐ろしい男がいる。

今日は彼について紹介したいと思う。

先日の釣りの記事でもでできた男だ。

彼の名ははいぐ〜。早稲田最狂。

 

一記事だけでは語りきれぬ男だが、できるだけ伝わるように努力を試みる。

 

彼と出会ったのは、今年の四月。

早稲田大学文学部のヒエラルキーのトップに君臨する中国語中国文学コースに僕は進んだのだが、そこで出会った。出会ってしまった。

 

僕ら中文は人数がかなり少ないので、すぐに打ち解けることができた。

そう、中光は”光輝あまねき伝統のもと集まったすぐりし精鋭” なのである。

 

6月、彼は僕の家に遊びに来た。

その日は僕のバイト先でご飯を食べ、そのあとカラオケに向かった。

僕たちはフルチンでブルーハーツを歌っていたのだが、彼が急におしっこをしたいと言い出した。

 

「早くトイレ行けよ」というと、

彼はめんどくさいからコップにすると言った。

 

そして、ワンドリンクで頼んであった烏龍茶をすぐさま飲み干し、

そこに放尿した。

 

 

 

 

 

わからない、全くもってわからない。

当時僕たちはまだそこまで仲がいいわけではなかった。

ようやく仲が良くなり始め、ご飯やカラオケに行く中にはなっていたが、さすがに

「コップに放尿するところを見せる」ほど仲良くはなっていなかった、はずだ。

 

しかも二人きりだ、なんて言えばいい?

言葉にできなかった、俺はあの時確かに小田和正であった。

 

グラス一杯の尿を出し切ると、彼はまた普通に歌い始めた。

いや、全く普通ではない。

これを「普通」としてしまうと、僕の人格まで疑われてしまう。

 

僕は恐る恐る彼に囁いた。

 

「トイレ捨てて来なよ」

 

すると彼は、

「めんどくさいなぁ、もう飲むわ」

 

そう言い始めて、グラス一杯のとれたての尿を一気に飲み干してしまった。

 

なんということだ

 

普通ならこんなのお金もらってもやりたくない

そしてもっとためらって飲むべきだ

おしっこを飲むときくらい人間はためらうべきだ

 

ためらってくれ、頼む

 

そうでないと、俺がおかしくなってしまいそうだ

 

 

カラオケからの帰り道、彼は突如しゃっくりをし始めた。

 

そして笑いながら、「ションベン一気すると、シャックリが出るというジンクスが生まれた」と、言い放った。

 

俺は、こいつと絡んでたらなんかマジでやばそうな気がした。

 

だから、俺は敢えてこいつと絡むことにした。

#人生は敢えての連続

 

 刺激が欲しかった。俺の大学生活は適当に講義に出て、適当にサークルに行って、適当に飲み会に行き、そして適当にオナニーをするだけの本当につまらないものであった。

 

このままでは適当に就職活動をし、適当に会社に入り、適当に飲み会に行き、そして適当にセックスをするだけの人生で終わってしまう、そんな恐怖が僕を包んでいた。

 

正直それもありだなあと思っていた。

何事にも精を出さないで、適当に流れて行きていけばそれなりに楽しい人生が送れるだろうなという算段はあった。

 

でも俺は一度きりの人生、もっと狂ってハチャメチャに生きていこうと決めた。

 

彼は言われれば本当になんでもする男だ。

友達の家でゴキブリが出れば、平気で素手で掴んで 、そしてキスをした。

俺らがよく行く大学前のサイゼリヤで働けというと、なんのメリットもないのに働き始めた。

俺が夜中急に高尾山に登ろうと誘うとなんのためらいもなく彼は一緒に登ってくれた。

お酒を振られれば、絶対に飲み干す。振られなくても、自分で振り、そして飲み干す。そして潰れる。昼からサイゼの赤ワインで潰れて、教室の前でワインという血を吐きながら爆睡。

 

破天荒だ、あいつのことをこういう人間だと描写することは無意味かもしれない。

というかあいつを人間だど描写することも無意味かもしれない。

どういう人間かわからないところに彼の魅力はある。

わからないから面白いのだ。

 

彼は最近アマゾンでテントと寝袋を買った。

そのテントで昨日から僕たちは寝ている。

ホームレス企画については、また後日書きたいと思う。

 

僕は今朝、筋トレをするために一度地元に戻ったのだが、彼は早稲田のエニタイムで筋トレをし、シャワー浴び、髭を剃った。

 

四限の中国比較文化論が終わると(中文は授業がほとんど被っている)

彼は言った。

 

「俺今日コロコロ企画して来たわ」

 

説明しよう、先日早稲田から高尾山まで彼と一緒に歩いた時、

歩き以外の移動手段が欲しいとなった。

 

その時に思いついたのは、キョンシーとコロコロとハイハイだ。

 

キョンシーについては、ハロウィンで大学に着ていこうという話になっている。

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感想(5件)

 

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これは我らがキャンパス、早稲田大学文キャンである。

キャンパスから門にかけて緩やかな坂道になっているのがわかるだろう。

 

彼はこの坂道を寝袋に入り、午前11時頃に転がったらしい。

最初から最後まで。

怖すぎないか?あまりにも怖すぎないか?

 

途中でお兄さんに話しかけられ

「お酒飲んでるの?」

「いえ、シラフです、シュラフに入ってますけど」

「なんか悩んでるんだったら、話聞いてくれるところたくさんあるし、寝場所ならたくさんあるよ」

「いえ、転がりたいから転がっているんです」

「ははは、みんな君のこと人としてじゃなく風景として見てるよ」

 

だいたいこんな会話をしたらしい。

そして終いには転がっているところを写真に撮られたらしい。

 

11時なのであんまり人はいなかったはずだが、

それにしても、朝大学に行ったら、寝袋がこっちに転がってくる光景は異常だ。

人として見てないのではなく、人として見たくないのだろう。

あの寝袋が人為的なものであることを認めたくないのだ。

 

到底俺にはキャンパスを寝袋で転がる勇気はない。

そんなことできなくていいだろ、と思ったそこのあなた。

それは違う。

 

こういうことを一人でできる精神力は立派だ。

彼は常にできっこないに挑戦しているのだ。

その姿勢を批判することは誰にもできない。

 

俺はすごい友を持った。

俺はあいつとでかいことに挑戦していくつもりだ。

つもりじゃダメだ、変わんねえ。

挑戦すんだよ、やってやるよ。

 

 

さてお腹すいて来たので、彼のバイト先でご飯食べに行きますかね。

 

今日はどこで寝るのだろう。

 

ピース。