前回の記事で書いた禁酒会でクリスマスパーティーをやろうということになった。

クリパ…
栗パ!
というわけで、栗パを開催することにした。
僕が高田馬場でレンタルスペースを借りてやろう!と提案したところ、他の禁酒会代表達は声を揃えて、「刺激が足りない」と物申した。
そう、僕の今のコミュニティーは刺激中毒者の集いなのだ。
そこで、議論を重ねた末、宮城県のくりこま高原に行こうということになった。
クリスマスイブにくりこま高原に行くというギャグに乗ってくれた少数精鋭は僕を含め6人。
16時半に仙台に集合し、そこからレンタカーを借りてくりこま高原に行き、最後はゲストハウス松葉にて栗パをするという流れに決まった。
飯代をかけて、仙台に集まることにした。
僕と太陽はお金が無いので、ヒッチハイクで行くことにした。
当日僕と太陽は朝4時に集まり、まず太陽の兄貴の大地をヒッチハイクすることに成功した。
さすがは大地という名前だけある。
心が広い。
太陽にも見習ってもらいたいものだ、名前を越えろ。みんなの太陽になれ。
さて守谷サービスエリアにつくと、僕はコートを脱いで、サンタさんになった。
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価格:2,149円 |
クリスマスだからサンタさんのコスプレをすればウケるという安直な大衆迎合した浅はかな考えである。
早朝から動いている人達は当然疲れていて、僕のサンタさんのコスプレは恐らく彼らを元気付けるどころか萎えさせてしまったかもしれない。
なかなか乗せてくれる人を見つけられなかったため僕はコートを来て、サンタコスプレを隠すことにした。
いわきナンバーの車を見つけ、ダッシュして話しかけに行ったところいわきまで乗せてくれることになった。
一通りの話をしたあと、睡魔にレイプされた僕と太陽はヒッチハイカーとしてあまり良くはない睡眠という行為を取ってしまった。
目を覚ますと、いわきの下道に出てしまっていた。
本当はいわきの近くのサービスエリアかパーキングエリアに下ろしてもらおうと思っていた。
近くの道の駅で下ろしてもらっておっさんとはここでお別れ。
道の駅でヒッチハイクが難しいと判断した僕達はもう一度常磐道に戻ることにした。
一番近くのパーキングエリアまで10キロ弱。
これはやばい、かなりのタイムロス。
絶対に飯代を持ちたくない。
ここで太陽が近くのパーキングエリアまでヒッチハイクしようという至難の業を成功させるというファインプレー。
ノリのいいおっさんが、パーキングエリアまで送ってくれた。
勝利を確信した。
パーキングエリアで宮城ナンバーの漁師に乗せてもらい、仙台まで行けることがすぐに決まった。
ここでも僕は爆睡をかました。
どんな状況でも寝るのは気持ちいいんだ。睡眠を邪魔するやつは許さない。
睡眠中毒者に人権を。
起きると仙台東についていて、僕達は仙台駅まで5キロほど歩くことにした。
時刻は11時過ぎ
小腹が空いたので、はま寿司に入った。
しかし、何があるかわからないので、とりあえず仙台駅に早く行かなければいかない。
そう思い、お互い1皿だけを食べて退店。
滞在時間1分。
店員もあまりのはやさに笑ってしまっていた。
#笑いたきゃ笑うがいい
そうして、腹ごしらえをした僕達は、仙台駅に向かった。
仙台駅に一番乗り。
これで僕達は飯代を払うことは無い。
勝利の牛タンを食べて、残りのメンバーを待つこととした。
こんりんが15時に着くと2度目の牛タンを食べた。
牛タンなら何枚でも食える。金さえあれば。
他の3人のメンバーが遅刻することになった。
16時半に仙台に集合するという簡単な任務もこなせないメンバーにはがっかりだ。
違約金としてしっかり飯代を払ってもらおう。
なんならさっきの牛タン代もあいつらのツケにしよう。
そんな話をしながら僕達はレンタカーに乗って、予約していたゲストハウスに向かった。
ビバマッチョを流しながらこんりんはテンション爆上げで、「中文!中文!中文!中文!中文!」と叫んでいたが、僕達はそれを避けてまたもや夢の中に逃げた。
目を覚ますと、ゲストハウス近くの山中にいて、僕達はブルーハーツを流した。
ブルーハーツ「人にやさしく」は僕達のテーマソングだ。
聞こえて欲しい あなたにも ガンバレ!
そうしてようやくゲストハウスについた。
オーナーさんは僕達をあたたかく迎え入れてくれて、夜中騒いでもいいと許可をくれた。
オーナーさんは脱サラして、バックパッカーになって、現在ゲストハウスの経営を1人でしている。
ちょっと休むと僕達はスーパーにいって、ミル栗スマスパーティー用に大量の食材を買った。
計15000円、遅刻のやつらに1人5000円払って貰おうということにした。
確かに高いが、時は金なりだ。
僕達はちゃんと16時半に仙台に集合して、やつらは僕達を待たせている。
遅刻したら飯代持ちというのはパーティーをやる前から言っていて、やつらには覚悟が足りない。
新田駅に1人迎えにいき、その後くりこま高原駅に2人を迎えに行った。
彼らが着いたのは22時45分。
やっと揃った。
最初大ブーイングしてやろうかと思っていたが、「クリスマスにくりこま高原に行こう」というギャグをどうにか成功させたことに想いを馳せると僕はなんだかエモくなってしまった。
さあ、みんな揃った。
パーティーの始まりだ。
ゲストハウスまでみんなで「中文!中文!中文!中文!中文!」と高らかに叫んで、そうしている間にパーティー会場に到着した。
みんなが笑顔になった。
ゲストハウスに泊まっているのは幸運なことに僕達しかいなかったので、好きなだけ騒ぎ放題させてもらった。
全ての料理の隠し味は牛乳で、鍋には大量の栗が投入されている。
ミルー栗スマース🌰
料理を楽しむと、各自用意してきたプレゼントを出して、プレゼント交換をした。
僕ははいぐ〜が持ってきたゴキブリホイホイをもらった。
個人的には太陽が持ってきた妹の下着が欲しかったところである。
その後アチすなお風呂に入り、そして禁酒会議を行った。
禁酒会のこれからについてみんなで、牛乳を飲みながらアチく語った。
人生で1番訳の分からないクリスマスイブになった。
翌朝7時半に起きて、レンタカーで仙台まで行って18切符で帰ることになっていた。
しかし、起きると僕は1人きりだった。
その2に続く。