早稲田駅伝 〜中文ラストラン〜

ヒョロガリなのでインフルで寝込んでます、でも書きます。

成人式前日僕達「中文」は早稲田駅伝に出場した。

ここで書いた通り、2019年になって「中文」政権は終わりを告げた。

いまや、世は「生専」時代。

「とりあえず生で」と言ったら、ビールでも生乳でもなく「生専」が出てくるのだ。

しかし、早稲田駅伝には僕がキャプテンとして申し込みを済ませてしまっていた。

そこで、この早稲田駅伝をラスト中文にすることにした。

この日だけは、「中文!」と叫んでも構わないし、ブルーハーツをフルチンで歌っても粛清されることはない。

今となってはアンシャン・レジームの最下層に成り下がってしまった中文。

僕は心の中で決めていた。

今日、俺はこの足で中文を完全に復活させる。

中文復古の大号令を俺は、この葛西臨海公園で宣言するんだ。

早稲田駅伝には仮装賞というものがある。

これだ、これはチャンスだ。

中文は仮装と仮想と火葬には定評がある。

いつまでも下層にいてたまるか。

 

 

バナナだ

 

キャンパス内でバナナを250本配った話

みんなを笑顔にする魔法。

バナナしかない。

集合時間に誰一人間に合わなかったが、なんとかスタート時間には間に合った。

そして、中文の終わりが始まった。

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1区はこんりん。

彼は中文でも生専でもないニュートラルな存在。

なあ、こんりん、お前はどんな気持ちで走ってるんだい

俺はお前を失望させちまった

それでもまだ中文と叫んでくれるかい

1周目を走り終えたこんりんはなにか叫んでいた。

そう、あの時と同じように顔を真っ赤にして

中文!中文!中文!

俺はふと夜中に高尾山でみんなで鍋をやった時を思い出した。

まだいける。中文はやれる。終わってない。

ラストっていうのは続くっていう意味もあんだ。ラストラン、俺たちは走り続けることがまだできる。

そしてタスキは俺達のエースはいぐ〜に繋がった。

華の二区はどのチームもエースを置いている。

だが、うちのエースをなめてもらっては困る。

よく駅伝で外国人選手が走っているが、こいつはもう人とかいう範疇におさまらない。

化け物だ。

化け物を二区に置いといた。

さすが、エース、大いに盛り上げてくれた。

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さて次は三区。

太陽が走ることになっていた。

しかしはいぐ〜がもう走り終えるというのに太陽の姿がない…!

なぜかいない…

バナナだから目立つはずだがどこにも見たあらない。

あたふたしているうちにはいぐ〜が来てしまった。

もうだめだ、俺が代わりに走るしかない。

本当はキャプテンの俺はアンカーを走るはずだった。

とりあえず襷を繋がなくては!中文の思いを繋げなくては!

アンカー色のゼッケンをつけたまま僕ははいぐ〜から襷を受け取った。

はいぐ〜は様子がわかっていなかったが、俺が1番わからない。でも今は足を進めるしかない。

アンカーゼッケンを付けていたので、沿道の子供たちから

「バナナはや〜い!すご〜い!」と声をかけられるのだが、全くだ。まだ三区だ。

子供たちの反応は本当に素晴らしかった。

至る所でバナナコールが鳴り響いた。

さて走り終えるとそこにはずおたんが待っていた。

頼んだぜ、兄貴。

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兄貴が走り始めたのを見届けたあと、陣地に戻ると太陽はそこにいた。普通にいた。

普通に笑っていた。

「お前どこいってたんだよ」というと

「うんこしてたわ」と即答。

ここで頭脳明晰な僕は気付いてしまった。

これは

生専の陰謀だ

駅伝のアンカーを僕が走ってしまうと、もう一度中文に大政奉還されると危惧した生専はアンカーの座を奪いとることで、それを防いだのだ。

生専らしい汚い手だ。

たぶん太陽はトイレにいってうんこをしていない。個室にこもって自分がゴールテープを切る姿を妄想しシコっていたんだ。

そして、そのアンカーの番が来ると、

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彼は今まで見せたことの無い満面の笑みで走り始めたのだ。

アンカーだけあってたくさんのバナナより黄色い声援の中彼は走った。こんなに楽しそうに走る男はいない。

迂闊だった。

まさかアンカーを譲ることになるとはさすがに予想できなかった。

そして

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バナナコールの嵐の中ついにゴール。

みんな集まって、太陽を胴上げした。

そして

「やっぱりしゃおじょんにはアンカーはつとまらねえよ」

「もう旧体制は終わりなんだよ」

「三区で一周で楽で喜んでんだろ」

などと散々だった。

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今回監督を務めてくれた憎き小原がやはり裏で太陽に指図していた。それを中文のみんなも名采配だと称えていた。

結局仮装賞もとることはできなかった。

まだまだ僕達の闘争は続きます。

ピース。