人妻パラダイス

先週の水曜日、早稲田大学禁酒会は解散することになった。

それについてはまた別の記事で詳しく書いていこうと思う。

追記 ↓書きました

早稲田大学禁酒会解散について創設者の僕が全てを語る

春学期の頃と同じように昼間っから大学前のサイゼリヤでマグナムを飲んで、過ぎ去って行った春を懐かしんでいた。

僕たちは久しぶりにカラオケに行って、ブルーハーツをフルチンで歌っていた。いや歌っていたというよりは叫んでいた。

そしてカラオケで暖かくなった僕らはさらに暖かいところに行こうという話になった。

ちょうどテスト期間で皆課題は山のように積もっていたが、逃避行しようということになったのだ。

日本で暖かいところと言えば、沖縄だ。

僕は金曜日、教習所の予約をしていて、さらに中文の出席がギリギリな演習があった。

僕は危うくノーマンになりかけたのだが、はいぐ〜に「授業は再履できるが、沖縄は再履できない」という迷言を言われ、イエスマンになった。

飛行機を調べると片道たったの6000円。

往復12000円でパラダイス沖縄に行けるのだ。

もう単位なんてクソくらえだ。

単位より沖縄だ。

翌日、アロハシャツで試験を受けそしてそのまま僕たちは沖縄に向かった。

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沖縄に着くと僕たちは「とりあえず生で」と言ってオリオンビールで乾杯し、そして「とりあえず那覇で」と言いながら国際通りに向かうことにした。

国際通りに何があるか知らないが、国際通り以外に何があるかも知らなかった。

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いい感じのラーメン屋に行き、そして漫湖に行くことにした。

漫湖公園に着いた僕たちはその漫湖の広さに驚いた。

漫湖公園にはたくさんの蚊が飛んでいたため野宿を諦め、快活CLUBに向かった。

僕らはいつも辛いことを求めるが、結局最終的には安定を求めてしまう。那覇けない。

旅行より旅だろなんていつも言っているが、僕らはやはり旅行が好きなのだ。

うまい飯とちゃんとした寝床、これが人間生活の基本なのだ。

もうこれからは終わりなき旅なんてしないで、終わりなき旅行だ。

翌日昼過ぎまで寝て、目が覚めるとステーキを食べに行った。沖縄はステーキがどうやら有名らしい。

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素敵。

そして飲めもしない泡盛を飲みながら僕たちは海に向かった。

とりあえず海に行けばなんとかなるという安易な考え。でもこの考えはわりと正しい気がしている。

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この海のように僕達の沖縄旅行は安定していた。

しかし、久しぶりに酒を飲んでいると内なるしゃおじょんが囁いてきた。

「刺激が足りない」

風俗だ。僕らに刺激を与えてくれるのは風俗しかない。

このブログの1番最初の記事で書いたように、僕は池袋でAV女優とヤレるという詐欺に引っかかったことがある。

しかし未知なる世界に飛び込まなければストーリーは生まれない。

怖さは面白さ。恐怖から物語は始まるのだ。

たとえまた痛い目にあったとしてもそれは笑い話に昇華してしまえばいいだけだ。

そしてまたもや快活CLUBに行き、那覇の風俗に調べ始めた。

風俗を調べているときがモバイルデータ通信の最も有意義な使い方だ。

僕とはいぐ〜はお互い使ったことの無いデリヘルに挑戦することにした。

それも1番安いデリへル。

今まで何度か風俗店にお世話になったことのある僕達だが、いつもいい思いをしていた。

それは当然の話で、いつも嬢を指名していたからだ。

いくら風俗店のパネルが盛っているとしても、基本的に指名すればそこまで嫌な思いをすることはない。

だからこそ敢えて今回はこの那覇という地で、血で血を洗うことにした。

辿り着いた答えは

「人妻パラダイス」だった。

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人生で初めて精力剤を飲み、僕らはハブになった。

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21時前にお店に電話をかけ、22時に僕たちは予約した。

ホテルまで僕たちはワクワクしながら歩いた。やっぱり旅行じゃワクワクは得られない。

旅なんだ、何が起こるかわからない旅がワクワク感をくれるのだ。

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指定されたホテルに30分前についた。

合格発表を待っているかのように僕たちは緊張していた。その空間には言葉は不要でただ時が過ぎるのを待っていた。

10分前になるとさきにはいぐ〜が電話をかけ意気揚々と戦場に向かった。

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22時になると僕もホテルに向かったのだが、この時彼に「お連れ様からホテルに入ってください」と言われた。

僕たちが2人で来ていたことはなぜかバレていた。そして何故まだ電話もかけていない僕から行くことになったのか、これは沖縄から帰ってきた今になっても謎のままだ。

ラブホテルのロビーで待つこと数秒、現れた風俗嬢はがんこちゃんだった。

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給食のおばちゃんを彷彿とさせるその容姿は僕のハブを完膚なきまでに萎えさせた。

一体僕はこれからどうなってしまうのだろうか。

がんこちゃんのエピソード0を思い出した。

がんこちゃんの設定は確か人間がいなくなったあとのディストピアの世界なのだ。

もしかしたら僕はこれから部屋でこの風俗嬢に食われてしまうのではないだろうか。

そんなことを危惧しながら部屋に向かった。

「ごめんねぇ、若くなくて」が口癖の彼女はそれはもう見るに堪えないぜい肉がついていた。

シャワーを浴び、ベッドに行くとその巨体は僕の上にまたがった。

僕はこのまま殺されてしまうのだろうと思い、目を瞑り、手で目を覆った。

嬢は気を使い「電気消しましょうか」といって部屋を暗くした。

ここからは想像力の勝負だった。

今僕に施している女性は決してがんこちゃんではない。僕は殺される訳では無い。大丈夫だ。死ぬこと以外かすり傷、生きてるだけで丸儲け。

僕はありったけの妄想を巡らせ、なんとか僕のハブはハブになった。

虚無だった。

行き場のない暗闇の中で、僕はひたすらその嬢から施しを受けていた。

ふと、目を開けて天井を見た。

そして、僕はなぜいまここにいるのか。

那覇に来て一体俺は何をしているのか、と果てしない自問自答を繰り広げた。

僕のハブが息絶えると、嬢はすぐに洗面所に向かいうがいをして歯磨きをした。

その歯を磨く音だけが部屋に響いた。

終わったんだ。何もかも終わったんだ。

シャワーを浴びている間、彼女は何度も

「若いってすごいねぇ、真っ直ぐだねえ」と褒めてきたが返事すらできないほど僕は賢者になっていた。

余った時間僕は話を聞くことにした。

普通聞かないようなことを聞いてみることにしたのだ。

話を聞くと、旦那と小学校低学年の子供がいて、そしてPTAの役員を務めているらしい。

確かにPTAにいそうなおばちゃんだ。

この仕事をはじめたのは1年前ほどで、それまではスーパーでパートさんをやっていた。

なぜこの仕事を始めたかを聞くと、旦那の扶養に入ることになって手続きがどうたらこうたらで…よくわからなかったが、まあ事情は複雑らしい。

そして普段は昼間に働いて、今日だけたまたま夜働いていたらしい。

小さな子供がいるのだから夜働けないのは当然のことだ。

旦那と子供には絶対にバレないようにしていて、墓場まで持っていくらしい。

彼女によるとデリへルの嬢は待機室で結構話すらしく、みんな家庭のために自分の身体を使って必死になって働いている。

みんな芯をしっかりもっている人ばかりらしい。

普段は昼働いているから定年退職したおじいさんばかりがやってきて、そしてだいたいお客は酒臭くて、無理やりいれようとするやつもチラホラいるらしい。

そんな苦労話を聞いているうちに僕はなんだか母性を感じていた。

父母はみんな家庭のために必死になって働いていて、そのことを僕は思い出した。

今までの僕だったら2chの風俗スレに書いてあるように、「妖怪デブスBBA」なんてこのブログに書いていたと思う。

でも僕はあんなに必死になって働いている人をそんな風には書けやしない。

僕たちは風俗嬢を見下している節がある。

そんな水商売やってるやつなんてろくなやついないって思ってる人がたくさんいると思う。

でも決してそうではない。

みんなそれぞれの正義や孤独を抱えて必死になって生きているんだ。

彼女は旦那とはセックスレスで子供が産まれてからは全くしていないらしい。

彼女はこの仕事で技術が上達して、旦那に「久しぶりに一緒にお風呂に入りましょうか」と誘うと、「急になんだよ」といって断られたらしい。

僕が「でもそれ旦那さんにバレちゃいますよ、働いてること」というと彼女は笑っていた。

「寒暖差に気をつけてね」と言われ僕はホテルを後にした。

突如行くことになった沖縄で僕はたくさんのことを考えさせられた。ありがとう沖縄。そしてありがとう人妻パラダイス。

ピース。