早稲田大学禁酒会解散について創設者の僕が全てを語る

みなさん、早稲田大学禁酒会って覚えていますか、知っていますか。一年生はおそらく知らないと思いますが、二年生以上の早稲田生なら知っている方もいるのではないでしょうか。

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こんなステッカーを作って大学内で配ったり、

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ロータリーでミルク鍋をやったり、

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禁酒法時代を再現するために食堂のビールを買い占めたり、

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フォロワー1000人企画で1RT1本牛乳をロータリーで飲んだりしたり、

くりこま高原でミル栗スマスパーティーを開いたらクリぼっちになった その1

クリスマスにミル栗スマスパーティーくりこま高原で開催したりした挙句、

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最後にはお酒を飲んで禁酒会から飲酒会に変わったという意味不明な幻の団体です。

11月の終わりから1月の終わりにかけての二ヶ月だけ存在した伝説の団体です。(自分で言うな)

この記事で早稲田大学禁酒会の全てを書きます。長くなるかと思いますがどうぞお付き合いください。

創設経緯は昔書いたのでこの記事をご覧ください。

酒の虚構性を広げるために遂に団体を作った

要は、当時僕がいつも関わっている友達と酒の悪口を言っていたら勢いで禁酒会を作ることになったのだ。当時僕は本当にお酒が嫌いだった。意味わからないくらいお酒に対してムカついていた。いや、本当は心の底から嫌いだったわけではないが、嫌いなフリをしているのが楽しかった。お酒の悪口ならいくらでも言うことができた。

僕自身大学に入って普通にいくつかサークルに入って激しい飲み会に参加して楽しんだりしていたし、サークルに行かなくなった後も普通に友達と戸山公園で昼間っからストカンを飲んだりしていた。まあそれで何回かやらかしてきてお金と時間がもったいないなと思ったこともしばしばあった。だから僕はお酒の悪口ならいくらでも思い浮かべることができた。それを禁酒会という形にしたら思いの外バズったというわけだ。

「とりあえず生でって言ってみんなが生乳飲み始める世界を俺達は作りたいんだ」

という僕の渾身のツイートがバズり一気にフォロワーを獲得することができた。

そこからはDMに入会希望者が殺到し全ての人と実際に会って牛乳を飲みながら面接をした。(落とした人もいる)

すると本気で酒のことが嫌いな人が集まって来た。その人達と話すうちに僕は本当に楽しくなって来てしまった。禁酒が楽しいのではなく、禁酒会というものを作ることでいろんな早稲田生や他の大学の人たちと出会い、さらには禁酒会でたくさんの企画をしてそれがツイッターでバズるのが楽しかった。

あらゆる企画を立てていたのはだいたい僕とはいぐ〜だった。僕とはいぐ〜は夏から中国に留学に行くことが決まっていたので、禁酒会は夏以降にはおそらく続かないだろう、だからそれまでは頑張って色々企画して最後にはお酒を飲んで飲酒会にして解散にしようという話はあった。

あと実はお金の面に問題があった。禁酒会はサークルではなかったため、お金を徴収することはなかったので、参加できる人が割り勘するなどというルールを作ってはいたが、実際は僕とはいぐ〜が多く出すことが多かった。

もちろん僕とはいぐ〜は自分たちが作った団体だったのでお金を出すことに渋がったりはしなかったが、他の人から如何にお金を集めるかということが常に問題になっていた。

さて話は変わって、禁酒会は派閥争いを始めた。これは来る1月16日の禁酒の日に向けてわざと対立しているかのように見せて、禁酒の日で停戦協定をするためだった。

しかしその禁酒の日が来る前に禁酒会内部からいくつか批判の声があがった。

ほぼ参加できていない、そしてこれからもしばらくは就活や他の活動で大学に来る頻度がそもそも低いためあまり参加できる見込みがない身でこういうことを言うのもどうかと思いますが、一応自分の中で最近感じている課題点書かせてもらいます。
結論から言いますと、もっと企画を行うのであれば練ってから実行した方がいいのでは、ということです。
企画をたくさん打つこと自体はいいことですが、今はフラッシュアイデアをそのまま実行しているように見受けられます。
見ている人や受け取る側を無視してあまりおもしろいと感じられないものや疑問点ばかりが残るものを発信して禁酒会にネガティブなイメージを持たれている現状があります。現に私の周りでは「つまらないことばかりやっている」という声が上がるなどしています。
自分たちが好きこのんでやっているだけのものであればそんな声に耳を傾ける必要もないと考えますが、「アルハラをなくす」や「酒をなくす」など現在の社会に問題を感じたことから啓蒙活動を通して社会の通念を変えることを目的としている以上、多くの人の考え方を変えるように届ける努力が必要であると考えます。
つまらない企画はやめろ、というものではなくより多くの人の心に届く工夫をすることが必要であると考えます。

具体的には、
・どの層をターゲットにしているのか(誰がそれをおもしろいと思うのか。一般的には年齢層や性別ですが、この会ではアルハラをしている人に対して主張しているのか、アルハラに便乗する人に対して考え方を改めさせるアプローチなのか、それともアルハラに内心では困っている人の仲間意識への呼応なのかなど。)
・面白さを求めるのであれば本当に面白いのか、客観的視点で考えてみる。:面白い、というのは難しいですがどこに面白さを感じられるのか自分たちで本当に分かった上でやっているのか。客観的視点を欠いていると「奇異だが面白くはない光景」で終わってしまうので多方面の複数人に意見を求める、などの努力はすべきだと思います。
・必然性はあるのか:ステッカーの場合なぜステッカーなのか、誰がどこに貼ることを想定しているのか、貼ってもらえたとしてどんな効果を期待しているのか(自分で見てアルハラをやめようと繰り返し思うのか、ステッカーで広告塔のようにして多くの人に呼びかけるためなのか)、それを配るときに奇異な格好をするのであればなぜその格好でないといけないのか、など。
・企画をやって反響があまりない、もしくはあまり良くないのだとすれば課題点や改善点を見つけて次に活かす。
・費用対効果は本当にいいのか。より低コストでできることを繰り返し行った方が高い効果を得られるのではないか。

上記は例ですが、これらを考えることが本当の意味での企画であり、これ無くして社会的通念を変えることなど不可能であると考えています。
思いついたアイデアはそのまま使うのではなく課題点を見つけて知恵を持ち寄りどうやったらできるようになるのかを考えていく体制を取った方がいいと考えます。
大して参加もしていない人間の意見なので正面から受け取る必要もないですが、一応考えるだけ考えていただけると幸いです。

と言った声や

僕も同じような意見です。自分たちが面白いと思うことをやる、というのがこの団体の趣旨なら今のままでも良いと思いますが、本気でアルハラを無くそうと考えているのならば、現在の活動の仕方にはまだまだ問題があると思います。禁酒会の公式見解としては、どちらなのでしょうか。まずはこの団体の目的を明らかにしたいです。

(多分、設立メンバーのほうが「面白いことをやりたい」という思いが強くて、後から入った人のほうが「アルハラをなくしたい」などの思いがあるのでは無いですかね…?)

ノートの自己紹介に各々が禁酒会に求めることを書いてもらっていますが、これがバラバラなのが問題だと思います。お酒そのものを無くしたいと思っている人やアルハラを無くしたいと思っている人、ただ単に面白さを求めている人など様々です。みんなの目的がバラバラだと、団体として一本筋の通った企画を続けていくのは難しいと思います。

そろそろ団体としての目的、目標をきちんと明文化しませんか?

と言った声があげられた。

この人たちの指摘は正しかった。

確かに最初は「アルハラをなくそう」「禁酒を広めよう」というのが目的だった。しかし途中からは「禁酒会の名」を使って過激なことをして注目を集めるというのが目的になってしまっていた。

僕はそれでよかった。正直お酒をなくすだなんて無理だし、コールがなくなるだなんて考えられない。でもそれが嫌いな人のためのコミュニティーがあってもいいんじゃないか、と途中からは考えていた。

しかし会員からすれば、ただ僕たちが暴れているだけでコミュニティーもクソもなかったと思う。ここに僕は禁酒会の限界を見た。

二月になってしまえば二ヶ月の春休みが来てしまう。だったらその前にこの禁酒会をぶっ壊そう。二ヶ月だけの伝説の団体にして、身を引こう。

もし本当にお酒のことが嫌いでアルハラをなくしたいというやつがいれば、そいつらがまた新しい「禁酒会」を作ってくれるだろう、と考えた。

そして1月24日の夕方、僕たちは散々牛乳を吐き散らかしたロータリーで酒を飲んだ。儚い命だった。

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びっくりするくらいバズった。たくさんDMもきた。僕のところにラインも来た。

本当は解散した時にすぐに書こうと思ってたのだが、ただ単純に書くのが当時はめんどくさかったし、禁酒会の呪縛から解き放たれたばかりで禁酒会のことを書く気にはなれなかった。

僕は禁酒会が解散した日にそのまま沖縄に行ってオリオンビールを飲んだ。

禁酒会をやっていたことでいろんな批判を受けたし、傷つけてしまった人も実はいる。それは悲しいことだし、僕はどうにかそれを修復したいと考えている。

それでも僕は禁酒会を作ってよかったと思っている。

コミュニティーを自分たちで作り上げるという経験は初めてだったし、毎日いろんな人に出会えて刺激的だった。禁酒会で新しく友達もたくさんできた。

一年生はもうサークルが決まって来た頃だろうか。決まってない人もたくさんいると思う。サークルに入らないという選択肢を選んだ人もいると思う。

僕は声を大にして言いたいのだが、

サークルで大学生活は決まらない

サークルに入らなかったら大学生活が詰むとか言ってる奴はただのバカだ。無視していい。大学生活を決めるのは。サークルじゃなくて自分だ。自分が何をしたいか、これに尽きる。

もしやりたいことがあったら自分で立ち上げればいい。早稲田だったら簡単に人は集まる。

以上、禁酒会について長々書きました。また追記するかもしれません。

質問等ある方はコメントでもDMでも。

ピース。