納豆にはネギを入れない系ブロガーしゃおじょんです。
涙の数だけ強くなれるのか調べるために、泣く度に自撮りをしてる人僕以外にいたら名乗り出てください。 pic.twitter.com/2yemyMlLjN
— しゃおじょん (@sinosukedesu) 2019年5月27日
昨日の深夜こんなツイートを恥ずかしげもなく世にぶっぱなしたわけだが、この「泣く度に自撮りをする」ということを今回は真顔で掘り下げていきたいと思う。
果たして僕たちは本当に涙の数だけ強くなれるのか。
実際に僕の泣き顔と一緒に検証していきたいと思う。お前の泣き顔なんてみたかねーよという人は見ないでください。
はじめて僕が泣き顔を自撮りした時の写真がこちら。
去年の3月14日の写真。
僕は去年の3月、大学の研修で10日間ほど上海大学に研修に行っていたのだが、研修の後半僕はずっと歯茎から血を流していた。
突然歯茎から血が止まらなくなり、歯磨きすればするほど、血が溢れだすという現象に僕は「救命啊!救命啊!」と中国語でひたすら叫んでいたのだが、その渇いた叫びも一切の効果をもたず、僕の上海研修の後半は散々なことになった。
上海研修に一緒にいった友達とは今でもよくお酒を飲んだり、遊んだりしている。
上海研修は短いものだったが、今僕の大学生活における大切な友人が何人もできたほど、上海研修は充実していて、大学2年間を振り返っても、かなり印象深い出来事だった。
しかし、そんな僕に襲いかかったのは異常な歯の痛みと出血だった。
僕の歯茎は一切収まることなく、寝て朝起きると血は口の中で塊になり、それはそれはグロテスクな口内環境となった。ご飯も固いものはほぼ食べられず豆腐くらいしか食べることができなかった。何よりもつらかったのは友達と喋ることさえあまりできなかったということだ。
せっかく喋りたいことがたくさんあっても歯が痛すぎて話せない。
これがなによりつらかった。
幼少期から喋ることを生きがいとしていた僕にとって話せないというのは死を意味していた。
友人だけでなく、先生やガイドさんにもたくさん迷惑と心配をかけた。
「はやく日本に帰りたい」最後の三日間はずっとこれしか考えていなかった。
そして死にそうになりながら日本に帰国した。
これがその帰国した時の母親とのLINEだ。
僕は急いで地元に帰り歯医者にいった。
歯医者さんに見てもらうとこの歳では(当時18歳)ありえないレベルの歯肉炎だった。
そして麻酔をかけられ応急処置をされたのたが、これが痛すぎてまず歯医者で僕は大泣きした。
なんとか痛みはとれ薬をもらい定期的に通院することになった。
そして自室に帰ると同時に僕は泣いた。人生で1番泣いた。ほんとにお風呂湧かせるくらいには涙が溢れた。
研修中に迷惑かけたことがあまりにも悲しくて、もっとみんなと色々話したかったとか思えば思うほど、涙のにわか雨が降った。そしてなぜか自撮りをした。
あまりにも大泣きしている自分にびっくりしそれをふと写真に撮ってみたくなったのだ。
泣き顔をとることでなんだか少し気が楽になった。
この日以来、僕は泣くたびに自撮りをとることになる。
その日の友達とのLINE
「イキってタバコ吸ってたのが原因なのかな」
そう、この日僕は煙草をやめることを決心した。
つまり、この涙は強さに繋がった。
次にとりあげるのは同年6月9日の涙だ。
これだ。
顔が3月よりかなり痩せている。1週間蒟蒻畑だけで体重が5キロか6キロ減っていた。
というか3月はどうみても太りすぎだ。
この涙の原因はそう、
これだ。
僕は6月8日、池袋で童貞を卒業しようとしたら、キャッチに引っかかり12万円ぼったくれた。
そして翌日親に「池袋で怖い人達に囲まれてお金を取られた」と嘘をつき、僕は大泣きした。
ぼったくられたという僕のあまりの不甲斐なさと、親にこんなひどい嘘をついて10万円ももらったという事実に僕は泣いた。
この事件がきっかけで、僕は強くなることをきめた。悪い大人に騙されないように身体を鍛え、もっと世の中のことを知ろうと決心した。義務教育の失敗作で終わってたまるか。
そして、9月にはこのブログを開設した。
つまりこの涙は確実に僕を強くしている。
アスファルトに咲く花にだって僕は負けない。
この涙があったから今がある。
負けないこと
投げ出さないこと
逃げ出さないこと
信じ抜くこと
涙見せてもいいよ、それを忘れなければ。
3枚目はこちら
去年の8月23日の夜の写真だ、坊主キモ
この時僕は大ザックに好きな本を何冊かだけ詰め込んで一人旅をしていた。
富士山を中文の先輩と登り、そのあと僕は一人で西へと向かっていた。
この日は名古屋にいた。
スパリゾートで僕は疲れた体を休め、そして何気なく手に取った彼岸島を読んでいた。
彼岸島の世界に没頭し、気がつくと大泣きしながら読んでいた。
彼岸島はギャグ漫画とか言われるけど、泣ける、めちゃくちゃ泣ける。兄貴と戦うところは絶対泣くし、ケンちゃんが死ぬところもなくし、僕くらい感受性が豊かだと丸太の凄さにさえ泣ける。
この彼岸島を読んだあと僕は一人旅を続け、そして最終的には陸前高田から流山まで11日間かけて440キロ歩いた。彼岸島での涙も僕を強くしたといって間違いないだろう。
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4枚目はこちらだ。
これは今年の3月12日の写真だ。
当時僕とウメハラはある理由から不仲になっていた。この日はお酒を飲んでお互いの本音をぶつけあい気がつくと僕は泣いていた。
この涙は僕を強くしただろうか。
僕はこのウメハラとの喧嘩のあと、自分のことを沢山考え、そして悩んでいた。
↓悩んでいる時に書いた記事です
つまりあのウメハラと一緒に流した涙は僕にたくさんのことを考えさせることになった。
「できっこないをやらなくちゃ」っていって人に迷惑をかけちゃだめだということにようやく気が付き、僕は身の回りの「できること」から大事にしようと思い至った。
涙、俺の事強くしすぎ。
次で最後だ。
これは3月23日の昼間、Amazonプライムで逆襲のロボとーちゃんをみて、最後大泣きした僕だ
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この映画から僕は“父親”というものを考え、野原ひろしの哲学を学んだ。
つまりこの涙もやはり僕を強くしている。
検証してみたところ、涙は全て僕を強くしていた。岡本真夜は正しかった。僕達は涙の数だけ強くなれるのだ。
だからみなさん、泣きましょう、そして自撮りをとりましょう。
僕は強くなるためにこれからも号泣系ブロガーとしてやっていくつもりだが、この習慣には問題点がいくつかある。
1つ目は「泣けば強くなる」と思い込みすぎて、無理に泣こうとしてしまうということだ。
泣けば泣くだけ強くなれるなら泣ける時ないておこうと僕は考えている。しかし、これがいきすぎると、とにかく泣こうと頑張ってしまう。泣く必要がないところでも。天才子役しゃおじょんの誕生である。
本当の涙でなければ当然強くなることは出来ない。岡本真夜の目は騙せない。
2つ目は「映画館で泣いた時、自撮りを取りたくなってムズムズする」というものだ。
先日クレヨンしんちゃんの新作を映画館に見に行った時、僕はまたもや野原ひろしの姿に涙してしまった。
反射的に僕は自撮りがしたくなった。
僕の頭の中では「涙=自撮り」という等式が埋め込まれているため、涙を流すと、「自撮りをとらなければならない」という恐ろしい強迫観念が僕を襲ってくる
これがつらい、
取りたくて仕方がない。
自分のせっかくの泣き顔が写真に残せないというのは強くなるチャンスを逃すということだ。
問題点はいくつかあるものの今回の検証で涙の数だけ人は強くなれるということがわかった。
カテゴリーに「涙の数だけ強くなれるよ」を追加したので、これからも泣いた時には随時更新していきます。
ピース。