おれたちはファミリーだ

ファミリー系ブロガー、しゃおじょんです。

一昨日の日曜日、僕は生まれて初めて格闘技を生で見た。

GOの三浦さんに誘っていただいて、青木真也さんの試合を見に行くことになったのだ。

史上最強と言われた台風が去った後で、清々しい快晴だった。

あんだけ強い台風が来た後でも恐ろしいくらい日常というのは必ず訪れる。

僕は、昼には実家を出て亀戸に向かった。電車の中で僕は青木真也さんのノートを読んで気持ちを高ぶらせていた。なぜだか僕が緊張している。そして無性に電車の中を走り出したくなった。ソワソワして落ち着かないのだ。

もうね。どうでもいいの。理想とか。
オレはオレの信じたことを突き詰めて死ねばいい。
そのくらいの覚悟を持って向き合って、生きています。

試合の二日前僕は青木さんの「ストロング本能」を読んだ後で、青木さんにラインを送った。

「うるせえバカとハッタリは地球は救うと僕も思います」

「ねえねえ。というかさ、カネとか名誉とかカンケーねえよな。後から付いてくるし、そこにこだわらないことが価値だよね」

「そう思いますよ。AVは稼ぎ悪いって言ってくるやつはうんこ食ってろって感じです」

「ああ。それオレと同じ」

 

僕が男優を目指すと言った時周りの反応は「男優って稼ぎ悪いから勿体無いよ」というものが多かった。

たいていの人間は「お金」という物差しで意見を言ってくる。

僕は別に大金持ちになりたいなんて、思ったこと一回もない。

正直どんだけお金があったとしても僕は松屋で最高級の幸せを味わう頃ができるし、はま寿司で構わない。

松屋で食べる紅生姜がこの世で一番僕にとっては美味しい。

高級車に乗りたいとも、かっこいい時計をつけたいだとか、かっこいいブランドの服を着たいだとか、僕にはそんな欲が一切ない。僕は僕の物語を最高に面白くするためだけに生きている。だから正直年収1000万のサラリーマンよりも僕は全く稼げなくても自分の大好きなことだけやって生きていきたいし、生きていく。

エロで絶望した僕がエロで成り上がって行くストーリーを作ることだけが僕の生きる理由なのだ。

大体の大人は、僕に上からマウントを取ってくるのだけど、青木さんは絶対にそんなことしない。

だから僕は彼にこの試合どうしても勝って欲しかった。そして大観衆の前で「どうだお前ら羨ましいだろ」を言い放って欲しかった。それを生で見たかった。

亀戸でシンガーソングライターのタナカさんと公園で飲んだ後、僕は両国に向かった。

僕は電車の中からバカサバイバーをリピートして、そして両国に着くと僕は服を脱ぎ上裸になった。

バカサバイバーを口ずさみながら、両国国技館に着くとすでに三浦さんとオカダ君はついていた。

三浦さんは僕の姿を見てチケットを渡した後「知り合いだと思われたくない」と言い放った。三浦さんは相変わらず優しいけど怖い。

足早に僕はGOのなんとかさんと国技館に入り、レモンサワーを奢ってもらった。

会場に入ると、僕が思ってたより会場はずっと広くて真ん中のリングでは知らない外国人が戦っていた。僕は青木さん以外の試合に出るファイターを誰一人知らなかった。

僕の横で観戦しているオカダ君はずっとテンションが高くてあーだこーだずっと言っている。

編集者の箕輪さんもすぐ近くにいて彼もあーだこーだ言いながらツイッターを更新している。僕はそれを見ながら箕輪さんのツイッターを見ていた。

そしてついに青木さんの試合の番になった。

青木さんの試合の前にリプレイの映像が流れて箕輪さんはずっと「青木出せー!!!」と叫んでいた。ツイッターでもしかり文句を言っていた。

 

長いリプレイ映像のあと青木さんの対戦相手が登場し、そしてついにバカサバイバーが流れた。

僕たちのところは異様に盛り上がり全員立ってバカサバイバーを熱唱、そして僕はまた上裸になった。

そして青木真也はリングに上がった。完全に闘う男の顔になっていた。

試合前から鳴り止まない「青木」コール。ファミリーはとにかく「青木」と叫び続ける。

そして彼の36年をかけた試合が始まった。

「青木」コールはずっと止まらない。

すぐに青木さんは対戦相手を横に倒し、そして一瞬で終わってしまった。どうやら54秒だったらしい。

格闘技に詳しくない僕は訳がわからなかったけど、とにかく青木さんは勝った。僕はなんだか意味わかんないくらい嬉しくて泣いてしまった。前日も青木さんの動画を見て泣いたのだが、二日連続青木真也で僕は泣いた。

ファミリーたちはみな抱き合い、ハイタッチをした。

青木さんは服を着てマイクを持ってそして言った。いつものあの声で。

「36歳になって、家庭壊して、好きなことやって、どうだお前ら羨ましいだろ」

なんだか込み上げてきて僕は涙がずっと止まらなかった。かっこよすぎんだよ、ほんとに

ファミリーみんなで会場の外に出てそして青木さんに会いに行った。

「おー篠塚」と声をかけてくれた青木さんと僕は握手をし、そして青木さんは言った。

「俺たちはファミリーだ」

僕もすぐに「俺たちはファミリーだ」と言い返した。

「箕輪さん、篠塚知ってます?」青木さんが言う。

「お前こないだタバラジで俺のことディスってただろ」

確かタバラジで「死ぬこと以外かすり傷ならちんこ切ってほしい」とか言ったんだった。

「あのな、死ぬこと以外かすり傷ってのは仮にちんこが切れたとしても、なんとか生きていけるよって話だから。お前誤読してるよ」

 

試合後は品川のロイヤルホストでご飯を食べた。僕はハンバーグを食べたのだけど、みんなカレーを食べていた。ロイヤルホストのカレーは美味いらしい。

三浦さんには相変わらず目がやばいと言われ、箕輪さんには下品なやつ嫌いと言われ、

んー、

まあとにかく、俺たちはファミリーだってことです。

明日も必死に松屋の紅生姜食ってコツコツ生きていきます。

青木さん、生きる希望をありがとうございます。

ピース。